アトランタ出身のラッパー、サイコ・ブラック(Cyco Black)ことアルフォンス・スミス(Alphonce Smith)が、盗品電子機器の売買に関わるとされる複数機関合同捜査で逮捕され、その後釈放されたことが法廷記録と当局の声明により明らかになった。サイコ・ブラックはヒップホップグループ、クライム・モブ(Crime Mob)のメンバーとして知られる。 検察当局によると、スミスにはアトランタ市内各地で報告された車上荒らしを発端とする盗品の受け取りに関連した軽微犯罪および重罪の両方の容疑が向けられている。被害者たちはノートパソコン、スマートフォン、タブレットなどの紛失を届け出ており、デバイスの追跡ツールを使用した結果、捜査員はメトロポリタン・パークウェイにあるメトロ・マートという小売店舗へとたどり着いた。当局はこの店舗がスミスによって運営されており、盗品電子機器の転売拠点として機能していたと主張している。 捜査はその後、倉庫施設にまで拡大。香港を含む海外への発送が予定されていた盗品端末を含む荷物が押収されたと当局は報告している。これまでに回収された盗品の総額は10万ドル(約1,500万円)を超えており、ノートパソコン、タブレット、携帯電話などが含まれる。また、スミスの事業に関与していたとされる従業員も逮捕され、同様の容疑が適用されている。 捜索令状の執行時には、メトロ・マートにてさらなる電子機器と大麻も発見された。今回の捜査にはアトランタ市警の車上荒らし対策ユニット、ゾーン3犯罪抑制ユニット、APEXユニットなど複数の部門が連携して当たっており、現在も捜査は継続中だという。さらに、イリノイ州など他の管轄区域を含むより広域な盗品転売ネットワークの解明に向け、連邦捜査機関も加わっている。 弁護士のニコール・フィーガン(Nicole Fegan)は声明の中でスミスの無罪推定を強調し、「依頼人は見出しや告発以上の存在であり、家族・キャリア・評判を持つ一人の人間だ。今回の告発はそれらに影響を与えている」と述べた。また「容疑をかけられているが、有罪判決を受けたわけではない。この国の誰もがそうであるように、彼は無罪と推定されており、公正な扱いを受ける権利がある」と続けた。フィーガンはさらに、今回の容疑がスミス本人とその身近な人々に「現実的な影響」をもたらしているとし、裁判の行方を見守りながら性急な判断を下さないよう世間に求めた。