バトルラッパーのツー・サーフ(Tsu Surf)が、ミシガン州矯正局の記録によると、ミシガン州の拘禁施設を出所し、仮釈放による監督下に置かれたことが明らかになった。本名をラジョン・コックス(Rahjon Cox)というニュージャージー州ニューアーク出身のラッパーは、4月15日付けでウェイン/デトロイト・メトロ地区の保護観察・仮釈放事務所の管轄のもと、仮釈放を開始した。 仮釈放期間は裁判所命令の条件を遵守することを前提に、7月30日まで続く予定だ。条件には、釈放から1営業日以内に仮釈放担当官へ報告すること、ミシガン州内に留まること、薬物・アルコール検査への協力などが含まれる。さらに、薬物乱用治療プログラムの修了と、銃火器の所持禁止も義務付けられている。 コックスの法的問題の発端は2011年のデトロイトでの武器所持容疑による逮捕に遡る。その後、2024年2月に連邦刑事事件での服役中に有罪答弁を行い、2024年3月にウェイン郡巡回裁判所の判事により12カ月から30カ月の州拘禁刑が言い渡された。この州の刑期は別途科された連邦有罪判決と並行して執行されている。 コックスはそれ以前に、ニュージャージー州ピスカタウェイでのギャング関連の銃撃事件に絡む組織犯罪共謀の罪で有罪答弁を行い、37カ月の連邦刑を服役していた。連邦刑期を終えた直後の2024年2月にミシガン州の拘禁施設に移送されたが、州当局は当初移送の受け入れに難色を示しており、最終的に移送が完了した経緯がある。 今回の仮釈放により、ツー・サーフの状況は拘禁から州の監督下での社会復帰へと移行した。仮釈放当局は監督期間を通じてコンプライアンスを厳しく監視する。条件に違反した場合は、仮釈放の取り消しや再収監を含む処分が科される可能性がある。仮釈放行政に詳しい関係者は「仮釈放は、コンプライアンスと公共の安全を確保するために設計された構造的な監督制度だ」と述べている。 コックスのケースは、連邦と州それぞれの量刑制度が交差し、拘禁期間が重複することで矯正管理下に置かれる総期間が延びるという、二重の司法制度の複雑さを浮き彫りにしている。今後はさらなる法的問題なく監督期間を満了できるかどうかが焦点となる。