マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)を題材にした映画『マイケル』が、週末の世界興収で期待を上回る大成功を収めた。甥のジャアファー・ジャクソン(Jaafar Jackson)が主演を務める本作は、国内興収9700万ドル、世界興収2億1740万ドルをマークした。 本作はミュージカル・バイオピック映画史上最高の初週興収を達成し、『ストレイト・アウタ・コンプトン』を上回り、従来記録を保有していた『オッペンハイマー』(世界興収1億7400万ドル)さえ凌駕した。批評家からの否定的な評価が相次いだにもかかわらず、観客から強い支持を受けた。映画は『シネマスコア』でA-の評価、ロッテン・トマトでは97%の高評価を獲得し、批評家と映画ファンの間に明確な意見の相違が生じた。劇場では観客がマイケル・ジャクソンの楽曲に合わせて歌ったり踊ったりするなど、祝賀ムード一色となった。 アントワン・フークア(Antoine Fuqua)監督が手掛けた本作は、ジャクソンが幼少期のスターダムから1980年代後期、『バッド』ツアー時代までの軌跡を描いている。映画は後年の彼の大きな騒動については触れることを避けた。初期版ではジョーダン・チャンドラー(Jordan Chandler)の1993年の疑惑に関連する内容が含まれていたが、チャンドラー家との法的合意によってその描写化が禁止されていたため、該当シーンは削除された。この段階での変更により大規模な再撮影が実施され、映画の第3幕が大きく変更された。 制作費は約2億ドルの高額に達し、再撮影に関連する費用だけで1500万~1700万ドルが費やされた。しかし初週の爆発的成功により、世界的な関心の高まりに乗じて映画は利益を上げる見込みが十分にある。 2026年の映画興収全体において、『マイケル』は最高クラスの初週成績を記録した。『ザ・スーパーマリオ・ギャラクシー・ムービー』に次ぐ初週成績となる一方、『プロジェクト・ヘイル・メリー』を上回った。本結果は、特にグローバルに認知された人物に関連する音楽主導のストーリーテリングの継続的な力を証明している。映画の終わりにはジャクソンのストーリーが続くことを示すメッセージが表示されており、今後のシーケルで初作で省略された騒動に触れるのか、それとも芸術的レガシーの焦点を続けるのかについての疑問が生じている。商業的には『マイケル』は、ノスタルジア、壮大な映像表現、そしてグローバル・アイコンとしての疑う余地のない文化的影響力に支えられた成功となった。