ジーナ・プリンス=バイスウッド(Gina Prince-Bythewood)監督による壮大なアフリカ発想のファンタジー映画『チルドレン・オブ・ブラッド&ボーン(Children of Blood & Bone)』の映像がシネマコン(CinemaCon)にてお披露目され、その内容が大きな注目を集めている。原作はトミ・アデイェミ(Tomi Adeyemi)が2018年に発表した『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラー小説で、ジーナ・プリンス=バイスウッドにとっては2022年の『ウーマン・キング』以来となる新作映画となる。物語の舞台は魔法を操る力を持つ民が暮らす架空のアフリカ王国だ。 公開された予告編の内容についてはVarietyが詳しく伝えている。主演はトゥーソ・ンベドゥ(Thuso Mbedu)で、彼女は『ウーマン・キング』で映画デビューを果たした俳優。今作では死霊を操る魔法使いのゼリー(Zelie)を演じる。予告編では、ゼリーの故郷であるオリシャ(Orisha)王国が、それぞれ異なる能力を持つ複数の氏族に分かれている様子が描かれており、水・火・風・地を操る者、傷を癒す者、過去や未来を見通す者などが登場する。しかし、残忍な国王サラン(King Saran)——アカデミー賞ノミネート俳優のチウェテル・エジオフォー(Chiwetel Ejiofor)が演じる——が魔法使いたちを弾圧し恐怖政治を敷いており、ゼリーはその支配を終わらせ、オリシャの氏族を再統一しようとする。 キャスト陣も非常に豪華で、トシン・コール(Tosin Cole)がゼリーの兄ツァイン(Tzain)、アマンドラ・ステンバーグ(Amandla Stenberg)が王女アマリ(Princess Amari)、ダムソン・イドリス(Damson Idris)が王子イナン(Prince Inan)をそれぞれ演じるほか、ラシャーナ・リンチ(Lashana Lynch)、アカデミー賞ノミネートのイドリス・エルバ(Idris Elba)、シンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)、そしてアカデミー賞受賞者のヴィオラ・デイヴィス(Viola Davis)とレジーナ・キング(Regina King)も名を連ねている。 シネマコンに先立ち、ロサンゼルスのパラマウント・スタジオで行われたイベントでは、ジーナ・プリンス=バイスウッドが映像をプレビューし、ETのニシェル・ターナー(Nischelle Turner)との対談でアフリカでの実地ロケを選んだ理由を語った。「もちろん、現地で撮影することは絶対の前提でした」とジーナ・プリンス=バイスウッドは語り、「キャストに360度の没入感あるリアルな世界を体験させたかった。そのためにはCGに頼るのではなく、実際に作り上げることが必要でした。衣装はアフリカ大陸各地からインスピレーションを得て制作し、アクションシーンはワイヤーもスタントダブルも使わない。スクリーンで見える激しい戦いは、すべてキャスト自身が体を張ってこなしています」と語った。 本作の公開は2027年1月15日を予定している。