ブロンクス出身のラッパー、リル・ティジェイ(Lil Tjay)が大手レーベルから独立し、自身のインプリント「TrenchKid Records」を通じて、新アルバム『They Just Ain't You』を5月1日に完全独立系でリリースすることを発表した。 「主なポイントは完全に自分のものだということ」とティジェイはインタビューで述べた。「これは社内プロジェクトで、今回は大手レーベルのサポートはない。以前と違う。でも作品のクオリティは同じくらい強いはずだ」と語った。ティジェイは長年メジャーレーベルの仕組みの中にいたことで、何を置き去りにしているのかを正確に知っている。レーベルの時代には良い人たちがいて、時には有用な意見もあったが、音楽に集中する代わりにビジネスに縛られる重力があったという。 「苦労が多いほど、輝きが良くなる。俺の人生はパズルだが、ずっとハッスルして時間をやりくりしている」とティジェイは説明した。Billboard によると、ティジェイは現在と前作アルバムのギャップについて言い訳なしに認めた。2023年にリリースした『222』は批評的に高く評価され、近い将来キャリアを終わらせるところだった銃撃事件の生々しい体験を描いた「June 22nd」が軸となっていた。しかしレーベル移籍はティジェイがモメンタムを失うことになった沈黙を生んだ。「レーベルからの移籍でつまずいてしまい、それ以来アルバムを発表していない。今は気を抜かずに走り続けて、もう長いブレイクは取らないつもりだ」と彼は語った。 アルバムには、ブロンクスでの幼少期から引き出した3部構成のショートフィルムが付属する。彼の音楽的インスピレーションについて聞かれた時、ティジェイはジャスティン・ビーバーの名前を挙げた。ブロンクスで育つ中で、認めていい事と悪い事がはっきり分かれていた。カナダのポップスターのファンになることは明らかに後者の部類だった。ティジェイはその時気にしなかった。今も謝罪していない。「俺の出身地ではビーバーファンは流行らなかったが、いつも彼とロックしていた。正直なところ、彼がいなかったら、今日のアーティストじゃなかったかもしれない」とティジェイは述べた。 ティジェイの独立的な動きは、より多くのアーティストが自分たちのリリースと流通をコントロールするようになっている時代に起こっている。