WWEは2026年の夏、約20年ぶりにアトランティックシティに帰還することを発表した。6月29日、ジム・ウィーラン・ボードウォーク・ホールにおいて、マンデー・ナイト・ロー(Monday Night Raw)とフライデー・ナイト・スマックダウン(Friday Night SmackDown)が放映される予定である。アトランティックシティでのWWEイベント開催は2008年以来となる。 同社は利益をもたらしているものの、チケット販売と視聴率が減少し続けており、多くのファン・フェイバリット・レスラーの解雇やビッグスター選手への給与カット要求を余儀なくされている。アトランティックシティへの帰還は、経営状況を改善し、話題を呼ぶための戦略の一環とみられる。 一方で、懸念材料もある。WWEワールド・ヘビーウェイト・チャンピオンで「オリジナル・トライバル・チーフ」のロマン・レインズ(Roman Reigns)が、給与をめぐる契約上の紛争により、同社を離れる可能性があると報じられている。レインズとその他のスーパースターに対する給与カット要求により、レインズは今後のテレビ放映日程から外されていると伝えられており、同社との関係は不透明な状態が続いている。 もしレインズがハリウッドへの転身を選択して同社から離れた場合、WWEはジェイコブ・ファトゥ(Jacob Fatu)、トリック・ウィリアムズ(Trick Williams)、オバ・フェミ(Oba Femi)といった有望な新人選手を中心に再構築することになるだろう。レインズが過去10年間、同社の顔として機能していた中で、誰が次なるフェースとなり、会社を支えられるかは注視される。