キム・カーダシアン(Kim Kardashian)が50万ドルの保釈金を支払い、オクラホマ州の死刑囚として29年近く獄中にいたリチャード・グロッシップ(Richard Glossip)を釈放させた。グロッシップは1997年以来初めて自由人として今週獄舎から出た。 グロッシップは1997年のモーテル経営者バリー・ヴァン・トゥリース殺害事件で有罪判決を受けた。検察はグロッシップが殺人を依頼したと主張し、実行犯の少年ジャスティン・スニード(Justin Sneed)が証言の引き換えに軽い刑期を約束された。しかし検察はスニードが偽証していることを知りながら証言させており、これはグロッシップの公正な裁判を受ける憲法上の権利を侵害するものだった。 アメリカ最高裁は昨年グロッシップの有罪判決を全面的に取り消した。グロッシップは29年間に9回の処刑日程が組まれ、最後の食事を3回提供されるという極度の心理的拷問を受けていた。 プロデューサーのスコット・バドニック(Scott Budnick)がInstagramで この動きを発表した。検察はグロッシップを再度裁判にかけることを計画しているが、今回は死刑を求めない方針。グロッシップの釈放はカーダシアンの刑事司法改革活動の一環であり、ここ数年における彼女の公的アイデンティティの中心となっている。女優スーザン・サランドン(Susan Sarandon)もグロッシップの無実を長年訴えており、彼女のプラットフォームを使って制度への圧力をかけ続けている。オクラホマ州は現在、グロッシップに対して実際に事件を立証するか、それとも彼を完全に自由にするかの決断を迫られている。保釈を認めた判事の決定は、今後の検察の証拠の強度に対する重大な疑念を示唆している。