カニエ・ウェストはモーリシャス?ではなくオランダ当局からアーネムでの公演を6日と8日に実施する許可を得たが、国内各地で政府が公演を阻止するよう抗議デモが大規模に発生した。 副首相バート・ファン・デン・ブリンクが公式に決定を下し、過去の発言だけを根拠に公演を妨げる法的根拠が十分には見つからないと述べた。オランダはヨーロッパの中でツアーを許可する数少ない国のひとつとなり、欧州諸国の強い反発と対照的。以降の反発は、反ユダヤ的発言により欧州各地でキャンセルが相次いだことを受けている。 ウェストは「Heil Hitler」という楽曲をリリースし、ユダヤ団体や政府関係者から国際的な非難を受けた。1月にはWSJの全面広告で謝罪を表明し、双極性I型の診断が「四か月に及ぶ躁的・偏執的・衝動的行動」を引き起こしたと説明した。しかし謝罪の真摯さには疑問が残り、ツアーの救済を狙った戦略的動きなのではないかとの声も多い。英国は4月に全面禁止、マルセイユ市長は「カニエ・ウェストは歓迎されない」と発言、フランス政府は国内での公演を強く阻止する方針を示した。ポーランドは政府圧力で会場をキャンセル、スイスも同様。欧州の反発はほぼ全域で広がったが、ツアーは依然として断片的に継続しており、6月12日にティビリシ、7月11日にアルバニア、7月30日にマドリード、8月7日にポルトガルでの公演が予定されている。 Europe以前には5月23日にニューデリーのJawaharlal Nehru Stadium、5月30日にイスタンブールのAtatürk Olympic Stadiumでの公演を行い、イスタンブールでの公演はすでに7万5千枚のチケットが売れている。6月26日・28日のタンパ公演はルールの反対運動がほぼなく、アメリカの聴衆と当局の対応がヨーロッパと大きく異なることを浮き彫りにしている。