スペインGP(バルセロナ・カタルーニャサーキット)で、7冠王ルイス・ハミルトンがフェラーリの勝利を遂げ、赤のマシンでの初勝利を飾った。ハミルトンはこれで通算106勝目、フェラーリでの31戦目で初勝利となる。フェラーリは開幕からのロジックに沿い、柔らかいタイヤでの攻撃的戦略を採用。アルソナルのリタイア後の仮想セーフティカー導入時にタイミングが重要となり、ハミルトンはニュートラルな状況下でピットを完璧に決めた。終盤は硬いタイヤを活かして支配的な走りを見せ、チェッカー時には20秒近く他車を引き離した。英国モータースポーツの記念すべき瞬間も生まれ、ジョージ・ラッセルはメルセデスで2位、ランドー・ノリスがマクラーレンで3位となり、1968年以来の全英人材による表彰台を実現。ハミルトンのブレイクスルーは、エディ・アーヴァインの1999年マレーシアGP以来フェラーリにとって英国ドライバーがワールドチャンピオンを獲得した初のケースとなった。なおレース後半には、ルイスに続く展開の中で、メルセデスのキミ・アントネリがラップ62で電気系トラブルにより失速、フェラーリのシャルル・ルクレールも後半にリタイアする場面があった。