カニエ・ウェスト(Kanye West)が、フランス・マルセイユで予定していたコンサートを中止したと報じられている。シカゴ出身のラッパーは海外のファンに向けた声明を発表し、公演の延期を告知した。 声明の中でカニエは「熟考を重ねた結果、マルセイユでの公演を追って通知があるまで延期することは、私自身の単独の判断です」と述べた。この決定は、フランスのローラン・ニュネス(Laurent Nuñez)内務大臣の事務所がカニエの入国禁止を検討しているとの報道を受けたものとみられる。 声明の中でカニエはさらに、信頼の回復には時間がかかることを認めつつ、「誠意を持って贖罪しようとする私の姿勢が理解されるには、時間が必要だとわかっています。自分に責任のあることについては、すべて真摯に受け止めています。しかし、ファンたちをその板挟みにしたくはありません。ファンは私にとってすべての存在です。次の公演を楽しみにしています。世界のどこかでまた会いましょう」と語った。 マルセイユのブノワ・パヤン(Benoît Payan)市長は、カニエの過去の反ユダヤ的発言を受け、今年3月にすでに公式の立場を表明していた。「マルセイユが憎悪や悪びれもしないナチズムを推進する者たちの舞台となることを、私は拒否する。カニエ・ウェストはヴェロドローム——市民の共生と全マルセイユ市民の聖地——には歓迎されない」と強く反対姿勢を示していた。 カニエがフランスでの公演を再スケジュールできるかどうか、またその時期については依然として不明なままだ。