ラップ界のレジェンドの一人であるプッシャ・T(Pusha T)に、ゴーストライター疑惑が浮上している。しかも、その噂にはある聞き覚えのある名前が絡んでいる。そう、クエンティン・ミラー(Quentin Miller)が再びシーンに引っ張り出されてきたのだ。 現在出回っている情報によると、プッシャ・Tに紐づくリファレンス・トラックが存在し、さらにクエンティン・ミラーが似たようなリリックとフロウで歌ったリファレンス・トラックも存在するという。これを受けて、ドレイク(Drake)ファンたちは早速反応した。クエンティン・ミラーの名前といえば、かつてのドレイクとミーク・ミル(Meek Mill)のビーフを思い出さずにはいられない。SNSユーザーの「Rayo」は「プッシャ・Tはドレイクがクエンティン・ミラーのリファレンスを使っていたことを馬鹿にしたのに、自分も2016年に同じことをしていたのか?プッシャ・Tにゴーストライターがいるのか?」と投稿し、話題を呼んだ。 ただし、今回の騒動はスキャンダルに発展するほどの話ではないと見られている。問題のトラックは古い音源である可能性が高く、プッシャ・Tのリリシストとしての評価を支えてきたバース部分、つまり核心となるラインは本人が書いたものだという見解が大勢を占めている。クエンティン・ミラーが関わったとすれば、それはフックの部分であり、共同作業の範囲内だったと考えられている。フック制作がプッシャ・Tの得意分野ではないのは周知の事実であり、ジェイ・Z(Jay-Z)ですら全てのフックを自分で書いていたわけではない。 一部では、ドレイクの陣営がプッシャ・Tの評判を傷つけるために意図的にこの噂を流したのではないかという見方もある。両者の長年にわたる確執を考えれば、あながちあり得ない話でもないが、現時点ではその可能性は低いと思われる。プッシャ・Tはキャリア30年近くを誇るアーティストであり、クライプ(Clipse)としての最新アルバムも好評を博している。現状では多くが取り越し苦労に終わる可能性が高いが、続報には引き続き注目が必要だ。