マイアミのラップ・モーグル、リック・ロス(Rick Ross)がロック・ア・フェラ・レコーズの共同設立者カリーム「ビッグス」バーク(Kareem "Biggs" Burke)に対して砲火を浴びせていたが、その後完全に姿勢を変えた。ビッグスはロック・ア・フェラの初期の成功を支えた金銭的支援者であり、戦略家として知られており、ヒップホップ文化を理解する者たちからは多大な尊敬を集めている人物である。 ロスはまたポッドキャスター兼YouTuberのロリー(Rory)とマル(Mal)にも矛先を向けていた。マルはビッグスの兄弟であり、この構図が問題を複雑にしていた。緊張の原因については詳細は不明だが、ドレイク(Drake)の関与が推測されていた。ロリーとマルはドレイクを一貫して擁護してきたためである。 しかしロスはその後、その姿勢を完全に転換。「Hey Biggs Burke…お前を本当に愛してる奴がいるんだ、そこで止めとく…それとお前のことも好きだぜ」とソーシャルメディアで発表し、珍しくヒップホップでの訂正・謝罪に近い声明を出した。 業界内では、ロスに対して非公開で影響力のある誰かが仲裁したのではないかという推測が出ている。複数の情報筋がJAY-Z本人が電話をかけたのではないかと指摘している。ビッグスはJAY-Zとの関係を維持しており、音楽業界の複数の世代にわたって尊敬を集めている人物であるため、誰も彼と衝突すべきではないという認識が業界内にある。一見目に見えない権力構造が存在する業界の現実が垣間見える出来事となった。