アンドレ3000は自身のインストゥルメンタルなピアノ・プロジェクトを長編映画体験へと昇華させ、現在はMubiで独占配信中の短編映画『7 Piano Sketches』を共同脚本・監督のグラム・メイソンと共に発表した。昨年発表したEPを拡張する形で、2025年のメトガラで literal grand pianoを身に着けて話題を呼んだ彼の挑戦の一環として、夜のニューヨークを背負ってピアノを背負い歩く主人公を追う完全な物語となっている。2023年ソロ作『New Blue Sun』が新時代を意識した笛を主題とするインストゥルメンタルだったことから、現在はこのピアノ作品で視覚表現を与え、音楽と都市を結ぶ人物描写へと発展させている。短編は“Mubi”という厳選された映画プラットフォームを選ぶことで、アートとしての側面を最優先に考えていることを示している。